子どもの体重別お薬の用量
計算のしくみ
この計算機は、体重(kg)に「1回あたりmg/kg」の用量範囲を掛け合わせて、1回分の目安量をmgで算出します。そのうえで、選択した製品の濃度(mg/mL、または1錠あたりのmg数)で割ることで、実際に測る・数えるべき量(mLや錠数)に変換しています。24時間あたりの上限も同じ考え方で、体重×1日あたりの上限mg/kgで求めています。イブプロフェンには生後6か月未満への使用に関する注意、ファモチジンには「医師の個別処方が前提」という注意が別途表示される仕組みです。
知っておきたいこと
日本では、インフルエンザや水痘(みずぼうそう)にかかっている、またはその疑いがあるお子さんに対しては、イブプロフェンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を安易に使わないよう注意が呼びかけられています。急性脳症などの重い神経症状との関連が指摘されているためで、発熱時の解熱にはアセトアミノフェンが第一選択として広く使われています。判断に迷うときは自己判断せず、必ずかかりつけ医・薬剤師に確認してください。
市販薬(OTC)は年齢制限が製品ごとに細かく決まっているのも日本の特徴です。たとえば大人向けのアセトアミノフェン製剤は15歳未満には使えないものが多く、乳幼児には小児科で処方される製剤(カロナールなど)を使うのが一般的です。ドラッグストアの店頭にある製品がそのまま乳児に使えるとは限らないので、対象年齢の表示を必ず確認しましょう。
体重は成長とともにすぐ変わるため、この計算機の目安も定期的に体重を測り直して更新するのがおすすめです。特に月齢の低い赤ちゃんは体重の増え方が早く、数週間前の体重で計算した用量がそのまま使えなくなることも珍しくありません。
参考情報
ここに示すmg/kgの用量範囲は、国際的に広く公表されている小児薬用量の目安を参考にしたものです。日本国内での実際の製品ラベル・添付文書の確認には 医薬品医療機器総合機構(PMDA) の添付文書情報、一般的な安全な使い方については 厚生労働省 の情報もあわせてご確認ください。個別のお子さんの用量については、必ず小児科医または薬剤師にご相談ください。